【日本Sデータ】阪神 38年ぶり“吉兆の完封勝ち” 13安打&8点差はチーム最多記録 V率は62%

[ 2023年10月28日 23:13 ]

SMBC日本シリーズ2023第1戦   阪神8―0オリックス ( 2023年10月28日    京セラD )

<オ・神>ナインを出迎える岡田監督(中央)(撮影・岸 良祐)
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 阪神が日本一へ“吉兆”の完封勝利発進を決めた。投げては先発の村上頌樹投手(25)が7回2安打無失点の快投で3投手による完封リレー。打ってはパ・リーグ投手4冠の山本由伸を攻略し6回途中でノックアウトするなど13安打で8点を奪い初戦に快勝した。

 過去の阪神の日本シリーズ完封勝利は

1962年 第2戦 5―0東映(村山完封勝利)
1985年 第1戦 3―0西武(池田完封勝利)

についで3度目。今回は村上―加治屋―岩貞の3投手による完封リレーだった。第1戦の完封勝利は日本一に輝いた1985年以来2度目。38年ぶりの頂点へ“吉兆”の勝利となった。

 <最多記録>8―0の圧勝。シリーズ初戦では94年西武の11―0に次ぐ大差完封勝ち。また、ゲーム13安打は64年南海第5戦の12安打、8点差勝利は85年西武第6戦の6点差(9―3)を上回り、いずれもチームのシリーズ最多記録となった。

 <V確率は62%>阪神が第1戦に勝利。過去73度のシリーズのうち、先勝チームのVは45度でV確率は62%になる。阪神の先勝は62、85、14年に次ぎ4度目。過去3度を見ると、本拠地先勝だった62、14年は敗退も、今回と同じく敵地先勝だった85年は日本一に輝いており、今回も続きたい。また、チームは03年ダイエー第1戦(福岡ドーム)から続いていたシリーズ敵地連敗が9でストップ。敵地での勝利は初の日本一を決めた85年西武第6戦(西武球場)以来38年ぶりとなった。なお、シリーズの敵地最多連敗記録は94~02年西武の10で、この日敗れればワースト記録に並ぶところだった。

 <監督で日本シリーズ初勝利>岡田監督はシリーズ5試合目で初勝利。今季の満年齢は66歳で、日本シリーズでは13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長勝利になった。 
 

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