楽天・今江新監督 ニックネーム大募集「違う呼び名がほしい」も「呼びやすいならゴリのままでも」

[ 2023年10月19日 05:30 ]

楽天・今江新監督(撮影・村上 大輔)
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 楽天・今江新監督が自身のニックネームを募集するプランを明かした。現役時代は同僚やファンから「ゴリ」の愛称で親しまれたが、監督に就任したことで新たな呼び名を希望。「ゴリはもういいですね。違う呼び名がほしい。募集?いいですね」と目を輝かせた。

 就任会見から一夜明け、秋季練習2日目のこの日も監督と呼ばれることに「まだ慣れない」と苦笑い。さらに「コーチ時代も“今江コーチ”って呼ばれることに違和感があった」と明かす。先輩、後輩に関係なくフランクに接してきた男は、堅苦しい肩書で呼ばれるよりも親しみやすいニックネームが定着することを願っている。

 現役時代は女性ファッション誌「CLASSY」の「ゴリラ男子に夢中」という特集(16年1月号)にモデルとして登場したことも。定義は「強く、たくましく、優しい内面を持つ男性」。ただ年月の経過とともに意識も変化している。練習中はサングラスをかけ、首から口元をすっぽり覆うフェイスカバーを着用するなど日焼け対策に余念がない。髪の毛もサラサラで、ワイルドなビジュアルからのイメチェンを図り「そう(ゴリラっぽく)見えないようにしている」と言う。ただ「ゴリ」への愛着がなくなったわけではなく「呼びやすいならゴリのままでも」とも言った。

 ニックネームで呼ばれる選手は多いが、監督となると近年では日本ハム・新庄監督の「ビッグボス」など限られる。「親しみをもってもらえるなら」と今江監督。募集方法は未定だが、ファンサービスの充実を打ち出す40歳の若き指揮官は、あらゆる形でファンとの距離を縮めていく。(重光 晋太郎)

 【プロ野球監督の愛称】

 ☆親分 ロッテ、日本ハムで指揮を執った大沢啓二監督の愛称。貫禄のある風貌と親分肌の性格が由来で、退任後も「球界のご意見番」として活躍。ちなみに現役時代の愛称は「ポッポちゃん」。

 ☆ナッシー 16~18年に楽天を率いた梨田昌孝監督が、就任当初だった15年の秋季練習で報道陣に「若い頃に呼ばれていた」との理由で自ら愛称を提案。千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」を引き合いに「僕の方が元祖」と主張した。

 ☆ビッグボス 22年から日本ハムを指揮する新庄剛志監督は「監督ではなくビッグボスと呼んで」と、就任会見で宣言。同年は登録名に「BIGBOSS」を使用したが、今季は本名に戻した。

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