落合博満氏が占うセ・リーグの後半戦の行方 「混戦ですよ」という中で挙げた鍵を握るチームと選手は?

[ 2023年7月26日 17:52 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が25日に自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。セ・リーグの後半戦のポイントを語った。

 「前半戦に関して言えば、終わったことなんでね。これからどういう戦いをするかということを考えればいいんであって。(首位の)阪神に限らず、すべての球団が一戦必勝の形で戦っていくということなんだろうと思いますけどね。必死に戦うだけのこと」と大前提として話した。

 その上でカギを握るチームとして「1番はヤクルトなんだろうと思うよ。10ゲーム離されているけれども、村上次第じゃないのかなと思う」と即答した。首位の阪神とは7月25日時点で12ゲーム差と開いているが「まだ上(にいるチーム)がもたついているだけにね、可能性はあるんだろうと思います」とした。昨季3冠王を獲得しながら、前半戦は不振に終わった村上の爆発力次第で、ヤクルトは対戦相手にとって脅威となる。

 「混戦ですよ。主軸になるピッチャーが各球団いるようでいないというのが(混戦の理由の)一番なんだろうと思う。もう勝負所になっていると思いますよ。まだ50試合くらいあるから、このゲームは落としてもいいとかっていうようなことじゃなくてね。勝てるゲームを確実に勝っていくということ。その中で負けゲームをどう作っていくか」とした。

 混戦を抜け出していくために何か必要か。落合氏は「最低ラインを80勝として、そこへどうやって到達するか。調子のいい選手、悪い選手をどうやって見極めていくか。あとはレギュラーを使い続けるということが大事になってくるんじゃないかと思う。本当の意味のレギュラーをね。あとは監督がどういう野球をやるか。それに選手がどうやって順応して戦っていくかということが一番のポイントになってくるんじゃないか」と話した。

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