「8月のスケジュールはかなり厳しい」複数のMLB球団幹部がエンゼルスに「大谷トレード」の勧め

[ 2023年7月26日 06:57 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が、MLB球団幹部たちに取材。エンゼルスは24日(日本時間25日)現在、51勝49敗で大谷翔平のトレードがなくなりそうだが、果たして本当にそれで良いのかと記事で指摘している。

 ナ・リーグ球団の幹部は「エンゼルスはトレードで何が得られるか、大谷の価値を把握すべきだ。トレードすれば大漁になる。球団の将来を左右することになる」と言う。エンゼルスは2014年以降、ポストシーズンに出場できておらず、この時点で勝ち越していることにエキサイトするのは理解できる。

 しかし過去6試合に5勝したことで誤った期待を抱いているのではないだろうか。今現在、ワイルドカードの3つ目のスポットにいるブルージェイズまで4ゲーム差だが、間に強豪のヤンキースとレッドソックスもいる。加えて、考えなければならないのは8月のスケジュールだと別のナ・リーグ球団の幹部が警告する。

 「8月のエンゼルスのスケジュールは相当厳しい。とりわけマイク・トラウトが8月中旬から下旬まで戻らないとなると、きつい」と見る。25日(同26日)からは負け越しているタイガースとの3連戦だが、その後の10シリーズのうち9シリーズが勝ち越しチームが相手。ブルージェイズ、ブレーブス、マリナーズ、ジャイアンツ、アストロズ、レンジャーズ、レイズ、レッズ、メッツ、フィリーズの順に控える。8月が終わる頃にはかなりの借金を背負っている可能性も捨て切れない。

 球団幹部は「大谷ならレンタルでも4、5人の若手有望株と交換できるし、その中にはランキングでトップ100に入る選手も複数含まれる」と見積もる。ア・リーグの球団幹部は「大谷はエース投手で、今現在メジャーで最高の打者の一人だ。シーズン後に再契約できないならトレードを考えないといけない」とエンゼルスに意見している。

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