DeNA、トレードで西浦獲得 「満員」の内野をさらに補強する理由とは

[ 2023年7月26日 13:31 ]

DeNAの阪口(左)とヤクルトの西浦
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 DeNAが、阪口皓亮投手との1対1のトレードで、西浦直亨内野手を獲得した。

 7月25日の中日戦(バンテリンドーム)。DeNAのベンチ入り内野手は、宮崎、牧、佐野(外野登録も一塁で出場)、大和、藤田、柴田、知野、京田と若手からベテランまで俊足巧打がそろう。加えて、2軍では森、林ら伸び盛りの選手も控える。

 その中でなぜ32歳の10年目、西浦に触手が動いたのか。球団の思惑として最優先されたのは、現在リーグトップ打率・341の宮崎、「不動の4番」牧の主軸2選手が負傷した有事の際の「バックアップメンバー」としての評価だ。

 俊足巧打の域に止まらず、二塁、遊撃、三塁とこなせ長打が打てる。西浦は10年間で18年と20年に2桁の10本塁打をマークするなど通算38本塁打を記録している。宮崎、牧に「緊急事態」が起きたときに必要な戦力と判断された。

 今季はここまでヤクルトで出場機会は少ない。だが球団は新天地で環境も変われば、本来の持ち味を発揮してくれるとにらんでいる。
 (大木 穂高)

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