桜美林・吉田 16イニング無失点!前回はノーノー、今回は「マダックス」87球完封

[ 2023年7月19日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権西東京大会4回戦   桜美林6―0都富士森 ( 2023年7月18日    スリーボンド八王子 )

<桜美林・富士森>9回完封の吉田啓人(撮影・高橋 佳寿)
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 ノーノー左腕が、また快投だ。桜美林の吉田啓人(3年)が、都富士森戦でわずか87球で9回4安打無失点。15日の都保谷戦での7回参考ノーヒットノーランに続き、100球未満の完封勝利「マダックス」で2戦連続完封勝利を挙げた。

 「自分はコントロールピッチャー、守備に頼って打ち取る」と、三振はわずか3つ、内野ゴロ14、フライ10に無四球とほぼ完璧だった。「序盤からボールコントロールできて、ストライク先行でいけたのが良かった」。前回登板から中2日で9回を投げ切ったが「全然平気、これからも走って暑さに負けずに」と疲れは全く見せなかった。

 76年夏の甲子園優勝時の主将で長年にわたり監督、部長を務めた片桐幸宏監督は定年となるため今夏が最後の指揮。スタンドでは76年優勝時のメンバーが観戦した。指揮官と同期のエースで埼玉栄、千葉経大付で監督を務めた松本吉啓氏は「甲子園に行って有終の美を飾ってほしい」と期待。片桐監督は「いつも通りやるだけ」と21年ぶりの甲子園へ、平常心を強調した。(高橋 佳寿)

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