落合博満氏 1981年初球宴第1打席で起きた「最初で最後」の体の異変…「やっぱり緊張感」

[ 2023年7月19日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。選手時代の球宴について語った。

 落合氏が初めて球宴出場を果たしたのは3年目の1981年。「西本(幸雄)さんが監督推薦で選んでくれて。甲子園球場の初っ端の試合、まさかスタメンじゃないだろうと思っていたら、スタメンに使ってくれて」と懐かしそうに振り返った。

 その、まさかのスタメンの第1打席に“アクシデント”が落合氏を襲った。「今でも覚えているけども、1打席目の相手のピッチャー、阪神の小林(繁)さん。バット振ったら全身痙攣(けいれん)を起こしちゃってね、バッターボックスで。これ、どうしようもなくて…。“どうすんだこれは?”と思った記憶がある」「で、確かセカンドゴロを打って何とか走って行って。それでベンチ戻ってきてやっと痙攣が治まった」と苦い思い出を笑顔で振り返った。

 「何で痙攣したのかな~と思ったら、やっぱり緊張感だったみたいね。(緊張することがあったんですね、とのスタッフの声に目を見開いて)あったんだね!初めて!」と笑った。部分的に痙攣を起こすことはあっても「腕から足から背中から全部痙攣を起こして、立っているのもきつかったという記憶がある。(こんなことは現役生活で)最初で最後」と明かした。

 オレ流にもあった「緊張で全身痙攣」という意外なエピソードも、最後は「まあでもその試合、同点タイムリー打って、優秀選手には選ばれたけどね」とオレ流の“オチ”。第2戦には西本監督の「(人づてだが)将来的にパ・リーグを背負って立つ選手になるんじゃないのかな」という考えで4番に指名された。

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