ヤクルト小沢がプロ8年目で初完封! ソフトB戦力外から育成契約でヤクルト入り 苦労人やっと

[ 2023年6月28日 20:15 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―0巨人 ( 2023年6月28日    盛岡 )

<巨・ヤ>4回を無失点で投げ終えた小沢は好守備の村上をねぎらう(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの小沢怜史投手(25)が巨人戦(盛岡)に先発登板。6回3安打無失点と好投し、降雨コールドによりプロ8年目にして初完封勝利をマークした。

 2回、1死から中田翔、大城卓に連打されて一、二塁とされたが、丸、ブリンソンを連続凡打に仕留めて得点を許さず。ピンチらしいピンチはここだけで、6回には先頭・吉川に右前打されるも続く中山を併殺打に仕留めると、秋広は空振り三振に斬って取った。二塁進塁を許したのは1度だけ。最後まで三塁を踏ませなかった。

 味方打線は3回、山田の9号3ランで先制すると、6回には長岡も2号3ランで続いて6点の大量援護。6―0で迎えた7回、序盤から降り続いていた雨脚が強くなって中断に入ると、そのまま天候が回復せずコールド勝ちで小沢が今季3勝目(1敗)を手にした。

 静岡県出身の小沢は日大三島から2015年ドラフト2位でソフトバンク入り。18年11月に育成契約となり、20年限りで戦力外通告を受けると、ヤクルトと育成契約を結んだ。21年終盤にサイドスローに転向。昨年6月に4年ぶりの支配下契約となり、7月3日のDeNA戦(神宮)でプロ7年目にして初勝利をマークしていた。

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