DeNA　球団新記録の同一カード本拠11連勝!　今永は126球1失点完投で球団史上3人目の本拠8連勝

セ・リーグ   DeNA3―1阪神 （ 2023年6月23日    横浜 ）

＜D・神＞先発する今永（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　球団史上初の交流戦優勝を飾ったDeNAは23日、リーグ戦再開初戦となる阪神戦に3―1で勝利。球団史上初となる横浜スタジアムでの同一カード11連勝を記録した。先発の今永昇太投手（29）は9回1失点と今季2度目の完投で5勝目。球団史上3人目となる横浜スタジアム8連勝を飾った。

　今永は初回から150キロ台の速球を連発。ストライクゾーンに苦しみ2死一、三塁のピンチを迎えるも、佐藤輝を外角低めへのカットボールで空振り三振に仕留め無失点。ポーカーフェイスの左腕にしては珍しくマウンドで雄叫びを上げた。

　エースの好投を援護したい打線は3回、クリーンアップの3連打で先制点。2死走者なしから佐野が二塁打で出塁すると、交流戦優秀選手賞に輝いた“好調”牧が中前適時打。さらに宮崎が左中間を破る適時二塁打で続き、2点を先制。6回にはソトの5号ソロも飛び出した。

　打線の援護を受けた今永は2回以降、7回まで許した安打は1本のみ。8回は代打・原口と近本に連打され、1死一、二塁となるも中野を空振り三振、ノイジーを右飛に仕留め無失点。9回には大山に左越えソロを浴び完封は逃したが、1人で126球を投げ切った。

　これで今永は昨年8月2日広島戦からシーズンをまたいで8連勝。横浜スタジアムでの8連勝は83年に8連勝、84、85年に10連勝した遠藤一彦、94～96年に8連勝した佐々木主浩に次ぐ球団史上3人目の快挙。さらに横浜スタジアム通算30勝は川村丈夫と並び球団史上6位タイとなった。

　チームは横浜スタジアムでの阪神戦で昨年6月28日から11連勝。95～96年の中日戦、99～00年の阪神戦の10連勝を抜いて横浜での同一カード最多連勝を達成。首位攻防戦第1戦を制し、阪神と1・5ゲーム差に迫った。