オリ・由伸 “悔しすぎる”金字塔 先発で「5回」以上、100試合連続達成も20試合ぶりにQS失敗

[ 2023年6月23日 20:05 ]

パ・リーグ   オリックスーソフトバンク ( 2023年6月23日    ペイペイD )

<ソ・オ>初回、マウンド上に集まる山本(左から4人目)らオリックスナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が、リーグ戦再開となった23日のソフトバンク戦で先発し、6回を8安打4失点で降板した。

 これで山本は100試合連続となる「5回以上」の投球を達成。先発投手として責任を全うする金字塔となった。山本は18年は救援専任で、19年から先発復帰。そのシーズンから記録を続け、ついに大台にまで到達した。

 ただし、内容は不満が残るものとなった。初回に森の先制弾で援護を受けたが、その初回に柳田に同点適時打を許す、不安定な立ち上がり。さらに2回もソフトバンク打線にのまれた。1死二、三塁から中村晃に右前適時打を許し、続く牧原大には左翼線へ適時二塁打。近藤にも中犠飛を許して、この回3失点となった。

 2回終了の時点で早くも4失点し、クオリティスタート(QS=6回以上、自責3以下)に失敗。その後は6回までしのいだが、4失点で降板し、勝利投手の権利なし。QSに失敗したのは、昨年7月16日の楽天戦以来で、20試合ぶりの失敗となった。

 チームはこの日から2位・ソフトバンクとの首位攻防3連戦。その大事な初戦で、日本球界復帰後、初めてとなる有原との投げ合いとなったが、山本にすればまさかの形となった。

 100試合連続、5回以上の記録は、歴代では稲尾和久(西鉄)が57~62年に169試合の救援登板を挟みながら先発130試合連続5回以上をマークという異次元の成績を残している。ドラフト制後の入団投手では、ダルビッシュ有(日本ハム)が07年から大リーグ移籍直前の11年まで2試合の救援登板を挟み、118試合連続で記録している。

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