東都4部に豪腕現る 上智大の2年生右腕・正木が最速145キロ計測 3、4部入れ替え戦

[ 2023年6月23日 12:06 ]

東都大学野球春季リーグ・入れ替え戦 第1日   上智大2―4一橋大 ( 2023年6月23日    神宮 )

<上智大・一橋大>敗れはしたが最速145キロを計測した上智大の正木(撮影・村井 樹)
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 結果は3回0/3を投げて1安打4失点と苦しい内容だったが、上智大の先発右腕・正木悠馬(2年=レドモンド)は観客の記憶に残る投球を披露した。

 初回、力を込めて声を上げながら投じた直球は145キロを計測。だが、「調子の波が激しいのが課題。いい時は四球も少ないが…」と悔やんだように、許した安打は1本だったが5四球と制球が定まらず、リズムをつくれなかった。

 緊張から両足がつるアクシデントにも見舞われ、4回途中で無念の降板。試合後は「自滅した形になってしまいチームにも迷惑を掛けて申し訳ないです」と肩を落とした。

 生まれは神奈川だが1歳で親の仕事の関係で米国へ引っ越すと7歳までと、14~18歳までを向こうで過ごした。米国での高校時代は野球のオフシーズンにクロスカントリーにも励み、「投げててスタミナ不足になることはあまりない」と胸を張る。

 将来的には「高いレベルでもやれるなら挑戦してみたい」と見据えたが、まずは昨秋以来の3部復帰へ向け「行かせてもらえるなら(連投でも)行きたい」と覚悟を示した。(村井 樹)

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