竜党歓喜の「ミラクル8」 巨人相手に3戦連続発動で今季初3連勝「夢みたい」“魔の8回”は死語?

[ 2023年5月7日 17:33 ]

セ・リーグ   中日2-1巨人 ( 2023年5月7日    バンテリンD )

8回、勝ち越し犠飛の石川昴(左端)と生還した石垣(右端)を出迎える中日ナイン (撮影・西川祐介)
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 中日が7日の巨人戦に2-1で逆転勝ちし、今季初の3連勝となった。巨人相手に3連戦全勝は、21年9月28~30日以来、2季ぶりとなった。

 先発・高橋宏が7回1失点と好投すると、打線は7回に木下の同点適時二塁打が飛び出し、8回には4番・石川昂の決勝犠飛。あっさりと逆転に成功し、逃げ切った。

 今回の巨人3連戦は、全て8回にドラマを起こした。5日の第1戦は1点差を追う8回に細川の逆転打など一挙6得点を挙げて逆転勝利。難病から復帰した福が勝利投手になった。続く6日の第2戦でも1-1と同点の8回にドラフト7位・福永が決勝適時打を放って、逆転勝ち。この日を含めて3戦連続で逆転勝ちとなり、全て「8回」に事が起こった。しかもこの日は四球で出した走者を犠飛で還すという、ノーヒットでの決勝点だった。

 その影響で、ツイッターでは歓喜した竜党が「ミラクル8」と投稿を連発し、あっという間にトレンドワード入り。昨年から竜党の間で浸透しつつある「ミラクル8」は、任天堂のゲーム「マリオカート」でも使用されるワードだが、もはや“竜党のもの”になる勢いでツイートが飛び交い、「ミラクル8で初の3連勝!」「現地どらほー! 今日もミラクル8発動 昂弥が決勝犠牲フライ 巨人に3タテ嬉しすぎる」「すべてミラクル8の逆転勝ちとか夢みたい」「どらほー!!竜の8回には何かが起こる!」などの声が挙がった。

 中日の8回と言えば、本来はロドリゲスが勝ちパターンとして君臨するはずが、亡命騒動により、空位に。開幕した早々は8回に失点するケースがあり“魔の8回”と呼ばれたが、もはや死語になりつつある。

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