日本ハム劇的!上川畑9回サヨナラ打でGW“最強”8戦6勝2敗締め 田中正義7年目プロ初勝利!再び5位

[ 2023年5月7日 16:12 ]

パ・リーグ    日本ハム3X―2楽天 ( 2023年5月7日    エスコン )

<日・楽>9回、サヨナラ二塁打を放ち選手らと喜び合う上川畑(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムがエスコンF初勝利を挙げた時以来となる今季2度目のサヨナラ勝ちで再び5位に浮上した。

 同点の9回。先頭の万波が遊撃内野安打で出塁。続く伏見が一塁線にしっかり送りバントを決めると、この日1軍に昇格したばかりの福田が追い込まれてから粘りに粘り四球を選ぶ。そして打席にはエラーの上川畑。宮森の2球目149キロ直球を完璧に捉えると、打球はぐんぐん伸びて中堅手の頭を越えた。歓喜のサヨナラ打を放った上川畑は大きく右拳を突き上げる。新庄監督が笑顔でバンザイする中、ナインが次々とグラウンドに飛び出し、殊勲の上川畑を担ぎ上げた。この一打で9回に圧巻の投球を見せた田中正義が、プロ7年目にして待望の初勝利を挙げた。

 上川畑と万波のエラーによる2失点で追う苦しい展開となった一戦。しかし上川畑が5回に意地を見せた。相手先発のルーキー荘司が投じた3球目の甘く入って来たカットボールを強振すると、打球は中堅手の頭を越える。必死の形相で一気に三塁まで到達した。無死三塁のチャンスをつくると、続く江越は15球粘るも三振。1番に戻り、矢沢がルーキー対決に注目が集まる中、右翼へ大きな飛球を放った。スタンドには届かなかったが犠牲フライには十分。上川畑が生還し1点を返した。

 1―2の7回、相手2番手・鈴木翔がマウンドに上がると、先頭マルティネスが、代わったばかりの左腕の6球目の134キロのスライダーを捉え、左翼ブルペンへ飛び込む2号ソロ。4回には左手に死球を受けていた中で貴重な一発を放った。

 先発のメネズは6回86球2失点(自責0)と力投。味方のミスによる失点と不運が続いた中、しっかりと先発の役割を果たした。中継ぎ陣も河野、宮西が得点を与えず。9回には田中正が3者連続三振と圧巻の投球を見せ、無失点リレーで打線の援護を待った。

 そして、同点の9回、上川畑がサヨナラ打を放ち逆転勝利。29日からのゴールデンウイークを8戦6勝2敗で締め、再び5位に浮上した。また、田中正がプロ初勝利を挙げた。

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