オリ・宇田川“侍フォーク”だ WBC球で自主トレ「NPBのボールより落ちそう」

[ 2023年1月17日 05:00 ]

WBC使用球に上々の手応えの宇田川(撮影・後藤正志)
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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのメンバー入りが内定しているオリックス・宇田川優希投手(24)が16日、大阪・舞洲の室内練習場でWBC使用球を使って自主トレを行った。

 同じく侍入りが内定している宮城と並んで、4年目右腕・前を相手に行った2対1のキャッチボール。変化球を交え、感触を確かめるように丁寧に投げる。そんな中、育成出身の159キロ右腕は、フォークボールの変化に好感触を得た。

 「初めは投げづらさがあるが、慣れていったら大丈夫。慣れたら、いいフォークが投げられそうだなと思う。NPBのボールよりは落ちそうな気がする」

 WBC球を投げ始めたのは前日の15日からで、この日が2回目。高めに抜ける球もあったが、早くも手応えをつかんだようだ。

 データサイトの「翼」によると、宇田川のフォークは昨季の被打率が・077(26打数2安打)。最強の決め球がWBC球で威力を増せば、世界一を決める舞台でも大きな武器になることは間違いない。

 「本当にすごいメンバーがそろっている中で、候補に挙げていただいているので光栄。フォークがいいという評価もいただいていると思うので、フォークを武器に投げたい」

 支配下登録から1年足らずで初の国際大会へ。しっかりと準備を進めながら、そのときを待つ。(中澤 智晴)

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2023年1月17日のニュース