阪神・青柳　初の開幕投手&自己最多15勝で「アレ」へ　「チームがてっぺん取れるように頑張ります」

スタッフや報道陣、ファンまで参加した階段ダッシュで、軽快に先頭を走る阪神・青柳（撮影・椎名　航）
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　阪神の青柳が静岡・沼津市での自主トレを公開。初の開幕投手、そして自己最多を更新する15勝を誓った。

　「開幕戦に投げたいですし、投げないといけないと思っています。まさし（伊藤将）や西勇さん、たくさんのライバルに勝って、自分が投げてチームが勢いづくようにしたい」

　昨年は矢野監督から開幕投手に指名されたが、直前に新型コロナウィルスの陽性判定が出たため回避。チームは9連敗スタートとなった。だからこそ今年は、逆に開幕ダッシュをもたらしたいと意気込む。

　昨年は13勝4敗、防御率2・05で、最多勝、最高勝率（・765）、防御率の3冠を獲った。「個人的には15勝、そしてチームはアレしたい。チームがてっぺん取れるように頑張ります」

　今回は村上、岡留を連れて、初めて後輩との合同自主トレとなった。「当たり前にやっていたことも人に伝えることで再度、認識できる。村上は自分で考えて行動しているのでできなかったことができるようになるスピードが早い。岡留はポテンシャルが高い。ボクも2人から学ぶことが多いです」

　技術的なことでは、自主トレ初日から、投球時に踏み出した足（青柳の場合は左足）が着地してから投げる…をテーマにしているという。「ボクはそれを覚えてから活躍できた選手。2人とも力は持っているので、経験したことを伝えていきたい」。言葉でも、行動でも、青柳はエースの自覚十分だった。