「タイガースのコーチのオファーが来たら」 気になる質問に能見篤史氏が語った胸の内とは

[ 2022年11月27日 20:38 ]

元阪神、オリックスの能見氏
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 今季限りで現役引退した元阪神、オリックスの能見篤史氏が、26日放送のMBSテレビ情報バラエティー「せやねん!」(関西ローカル、土曜前9・30)にVTR出演。気になる自身の今後について語った。

 番組では「能見篤史 引退SP」として、野球評論家の狩野恵輔氏と対談形式でのインタビューを放送。その中で狩野氏から「今後はどうですか? タイガースのコーチのオファーが来たら」と直球質問が飛ぶと、能見氏は「何の話しているの」と即座にツッコミ。「いきなりぶっこんでみたんですけど、ダメですか」と笑う狩野氏に向かって、能見氏は「オリックスさんに怒られるよ」と、今季までの兼任コーチではなく、来季はコーチ専属のオファーを受けていたオリックスの思いをおもんぱかった。

 そのうえで、指導者としての自身の将来像については「今の段階でどうこうはないんだけど、コーチ専属の方たちの仕事を見ていたら“うわっ、これしんどいな”と思って」と率直な胸の内を告白。「我慢もしなくちゃいけない。今は選手を怒るのが、基本そういう時代ではないし、実は怒りたいけど、というものを結構見てきているので、そこはみんな我慢している。でも、この選手を伸ばすにはどうしよう、と結論に至る」と裏事情を明かした。そして狩野氏に「兼任コーチより覚悟がいるわけですね」と聞かれた能見氏は「覚悟はいると思った」とキッパリ断言した。

 最後に感謝の言葉を誰に伝えたいか、と聞かれた能見氏は「家族もそうだけど」と考えながら「でも18年やらしていただいて、数々のキャッチャーに受けてもらったので。(投手は)受けてもらわないと始まらない」と、投手ならではの思いを告白。「そんなこと言われたことない」と狩野氏は感激した。これに能見氏は「知られていないけど、ピッチャーによって(捕手の)サインは全然違う。球種の多い投手だと(大変)。僕と一緒に成長したのは狩野なんで」と苦労話を明かして、女房役に感謝していた。

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2022年11月27日のニュース