ソフトB2位・大津、日本代表DF冨安に「負けてられない」 高校同学年の勇姿に、いつか日の丸背負う!

[ 2022年11月27日 05:00 ]

仮契約を終えクリスマスツリーの前でワンシームの握りを見せる大津(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンクからドラフト2位指名を受けた日本製鉄鹿島・大津亮介投手(23)が26日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金8000万円、年俸1200万円(金額は推定)で合意した。最速152キロを誇る即戦力右腕は「目標だったプロの世界で野球ができる実感がわいた」と端正なマスクに笑みを浮かべた。

 福岡・九産大九州高ではW杯カタール大会で奮闘中のサッカー日本代表DF冨安健洋(24)と同学年だった。一緒に体育の授業を受け、サッカーもプレーしたことがあるという。歴史的勝利を挙げたドイツ戦をテレビで観戦し、「凄いなと思った。負けてられない気持ち。(自分も)日の丸を背負えるような選手になりたい」と力を込めた。

 高校までは主に内野手で本格的に投手を始めたのは大学から。1メートル77、70キロの細身の体から切れのある直球やカーブ、チェンジアップ、巨人・菅野を参考にしたワンシームなどを投げ込む。チームでは板東が“男前”として人気だが、福山龍太郎アマスカウトチーフは「(投球)タイプ的にも似ている。制球力と多彩な変化球を持っている。ルックスもうちでトップランク」と期待し、大津は「即戦力として先発でも中継ぎでも任されたところで頑張る。新人王が目標」と決意を述べた。(森 寛一)

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2022年11月27日のニュース