ソフトB・柳田“侍熱”再燃 サッカーW杯ドイツ戦に興奮! 来春WBCへ「チャンスがあれば」

[ 2022年11月27日 05:00 ]

子供たちの前で打撃を披露する柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 点取り屋の魂が揺れた。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(34)が26日、佐賀県武雄市で現役選手が小学生と交流する野球教室「ベースボールキッズ2022」に参加した。23日のサッカーW杯で、日本代表が強豪ドイツを破った試合をテレビ観戦した主将の胸に“侍熱”が再燃したことを明かした。来春WBCへ向け、金メダル獲得に貢献した昨夏の東京五輪以来の侍ジャパン復帰への思いを強くし、今日のコスタリカ戦も全力応援する。

 温泉街の武雄市内で国内のホットな話題に柳田が不意に反応した。「見ました!それだけ、見ました。凄いな、格好いいなと思いました」。サッカーW杯カタール大会。日本代表の1次リーグ初戦、ドイツ戦の観戦を問われた際に、長身のサッカー少年のように興奮して答えていた。

 この日、野球教室に参加した少年少女には強打、強振で得点を取るティーバッティングを担当した。自身も左の点取り屋。侍ジャパンの一員として昨夏の東京五輪で金メダル獲得に貢献した。稲葉監督から栗山ジャパンとなって、ここまで招集はないがW杯での「侍ブルー」を見てから、再招集への思いは日増しに強くなっている。

 「五輪は最高でしたけどWBCはまた違った大会。経験することは(ほかでは)できないもの。チャンスがあればと思っています」。実際に、サッカー日本代表選手とのつながりもある。

 好セーブを連発したGK権田修一とは直接の面識こそないが、柳田は都内のジムで権田と同じトレーナーの指導を受け、屈強なフィジカルを鍛えた。もちろん、今日のコスタリカ戦も“侍”として気持ちを一つにしてテレビ観戦する。

 2月末に侍ジャパンはキャンプ地・宮崎でソフトバンクと練習試合も行う。「あとは状態次第。(代表に)選ばれたら、ですね」と朗報を待ちつつ、来季のV奪回に向けたオフを過ごす。「しっかり自分と向き合ってやろうと思います」。目指すゴールはリーグ制覇、日本一。だが、侍ブルーを見て世界制覇への思いも再び強くなっていた。(井上 満夫)

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2022年11月27日のニュース