日本ハム・加藤貴 来季開幕戦での第一球を予告 3年ぶり「応援大使」で中札内村訪問 

[ 2022年11月26日 06:00 ]

トークショーを行う加藤(左)と玉井(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは25日、「北海道179市町村応援大使」で各選手が12市町村を表敬訪問した。過去2年はコロナ下で現地訪問を自粛していたため、10年計画の最終年に3年ぶりの選手の現地訪問が実現。中札内村には来季開幕投手の加藤貴之投手(30)と玉井大翔投手(30)が訪問した。

 トークショーでは参加者からの質問コーナーが設けられ、来季開幕投手に決定している加藤貴に「開幕戦の初球は何を投げますか?」との直球質問が飛んだ。エース左腕は「捕手のサイン次第」と前置きした上で「僕の希望は真っすぐ。アウトローに真っすぐを投げます」と予告した。

 来年3月開場のエスコンフィールド北海道で行われる3月30日の楽天との開幕戦は、パ・リーグの他カードより1日早く開幕する特別な一戦だ。記念すべき新球場初球は、今後球場などに飾られる可能性もある。その注目の初球を予告することで打者に狙われるリスクも高まるが「本塁打を打たれたら打たれたでそれも記念になる」とあっけらかんと笑った。それでもチームを新球場初勝利に導くべく「143分の1だけど、チームにとっては大事な試合。自分が勝てればいいけど、チームが負けない投球をしたい」とエースの自覚をにじませた。

 新庄監督は2月1日のキャンプ初日に紅白戦を行うことを宣言した。加藤貴は指揮官のトライアウト合格者の8人の中に入っているとみられ、免除される可能性もあるが「しっかりと体を動かして、ある程度のところまでつくっていきたい」と力強く話した。
 23日のファンフェスティバルでは独創的なきつねダンスを披露してMVPを獲得。質問コーナーで「どうしたら切れ切れのダンスを踊れるのか」と問われるとEXILEの動画でダンスの勉強をしていると答え、「あの切れを出すには経験と時間が必要」と笑わせた。新球場第1投にダンスばりの切れのある直球を投げ込み、加藤貴が新球場の歴史をスタートさせる。(東尾 洋樹)

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2022年11月26日のニュース