中日・涌井 過去4度の最多勝へ「いつでも狙っている。中日でも獲りたいと思っている」

[ 2022年11月26日 05:00 ]

入団会見を終え、ユニホームを着用し立浪監督(右)と記念撮影する涌井(撮影・椎名 航)
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 楽天からトレードで中日に移籍した涌井秀章投手(36)が25日、名古屋市内の球団事務所で契約交渉を行い、1000万円減の年俸1億円でサイン。背番号20に決まった右腕は入団会見で大記録への挑戦を宣言した。

 「(最多勝は)いつでも狙っている。中日でも獲りたいと思っているし、獲らないと獲った意味がないと思われてもしょうがない」

 涌井はこれまで西武で2回(07、09年)、ロッテで1回(15年)、楽天で1回(20年)と4度の最多勝を獲得。両リーグでの戴冠なら史上初で、4球団目も自身の持つ記録を更新する。通算5度目もスタルヒンの6度に次いで巨人・斎藤雅樹に並ぶ2位となる。

 残り46勝の通算200勝も「しっかり活躍していけば見えてくる。目指していきたい」と意欲。過去に杉下茂、権藤博、星野仙一らがつけたチームのエース番号を背負うことに「トレードで来てドラゴンズのエース番号をいただけたのは、それほど期待されているということ」と表情を引き締めた。

 立浪監督からは「実績、経験があり、パ・リーグの荒波にもまれてきた素晴らしい投手。若い投手の手本になってほしいが、まずは自分の成績を出すために全力で頑張ってもらえれば」と期待を寄せられた。変革の象徴として、竜のマウンドを守る。(中澤 智晴)

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2022年11月26日のニュース