トヨタ自動車、4大会ぶりVに王手 9回2死から八木が歓喜のサヨナラ打

[ 2022年11月8日 18:39 ]

社会人野球日本選手権準決勝   トヨタ自動車1―0ENEOS ( 2022年11月8日    京セラD )

<トヨタ自動車・ENEOS>9回、八木(中央0)のサヨナラ打で喜ぶトヨタ自動車ナイン(撮影・後藤 正志)
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 トヨタ自動車がサヨナラ勝ちで4大会ぶりの優勝へあと1勝とした。

 両社とも8回まで三塁すら踏めない緊迫の投手戦。9回2死一、二塁で「7番DH」の八木健太郎(28=早大)が遊撃手の左を抜けるサヨナラ左前打を放ち、派手なガッツポーズとともに歓喜の輪ができた。人生初の殊勲打。早稲田実時代には和泉実監督から「ヒットやホームランでもガッツポーズするな」と指導され、これまで一度もガッツポーズはしてこなかったが、しびれる場面での一打に思わず禁を解いた。

 この劇的な一打を演出したのが、早大の大先輩でもある“ミスター社会人”こと先発の佐竹功年(39)だ。2大大会での先発マウンドは、今や侍ジャパンの一員となった源田壮亮(現西武)がドラフト指名された年、16年日本選手権1回戦のNTT東日本戦以来、実に2201日ぶり。大ベテランは初回から140キロ台後半を連発して飛ばし、5回1/3を0封と見事な投球。「これだけ長いこと野球をやらせてもらって、初回にマウンドに立って、感慨深いものがあった」と大仕事を振り返った。
 

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2022年11月8日のニュース