ドラフト上位候補の東芝・吉村貢司郎がヤクルト打線を無失点 村上、山田から三振奪い3回無失点7奪三振

[ 2022年10月6日 20:09 ]

練習試合   ヤクルト4―0東芝 ( 2022年10月6日    神宮 )

練習試合<ヤクルト・東芝>初回、村上に投げ込む東芝先発・吉村(撮影・村上 大輔)
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 東芝は今秋ドラフト上位候補の右腕・吉村貢司郎投手(24)が先発し、3回3安打7奪三振と快投を見せた。

 この日は9球団のスカウトが視線を送る中、初回に2安打を許して1死一、三塁のピンチを招いたが、シーズン56本塁打を放って史上最年少の3冠王に輝いた4番・村上宗隆内野手を135キロのフォークで空振り三振に仕留め、この回を無失点で切り抜けた。3回2死一塁で迎えた3番・山田哲人内野手も空振り三振に仕留めた。

 最速は149キロをマークし、ほぼフルメンバーのヤクルト打線を無失点に抑え「NPB相手に自分の球がどれぐらい通用するのかなと楽しみでもあった。(村上や山田は)スイングのスピードが社会人と全然違ったので、投げながら“すげえ”と思いました」と汗を拭った。20日にはドラフト会議が迫るが「意識はしますけどチームのことを考えながらやっています」と強調し、10月30日に開幕する社会人野球日本選手権(京セラドーム)を見据えた。

 視察したロッテ・榎康弘スカウト部長は「(昨年)日本一のチームにこれだけ投げられているし、十分だと思う」と評価。DeNA・河原隆一スカウティングディレクターも「狙ったところに投げられていたと思う。カットボールもあって、フォークもある。いろいろ投げられるのが良い」と話した。

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