阪神の新守護神にアルカンタラ 岩崎不在で矢野監督新たな必勝パターン

[ 2022年6月15日 05:15 ]

キャッチボールを行う阪神・アルカンタラ(撮影・大森 寛明)
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 矢野監督が岩崎不在の間の新しい必勝パターンを明かした。

 「一番後ろは、現状はアルカンタラかなって思っている。8回湯浅で、9回アルカンタラかな」

 アルカンタラは150キロ台の直球を主体にして22試合で14ホールド。シーズン序盤こそ不安定な場面があったものの、交流戦は登板した全7試合で無失点に抑えた。

 8回を持ち場に16試合連続無失点中で、リフレッシュ“休暇”明けの湯浅も有力な候補とみられていた中、経験豊富な来日2年目の助っ人に岩崎の代役を託した。13セーブを挙げている岩崎は23日の広島戦から再登録可能で、それまで少なくとも5試合は新布陣で乗り切るしかない。

 ブルペン陣が充実しているからこそできる配置転換だ。交流戦明けの試合がない期間も利用し、湯浅と岩崎に交互で休養を取らせる背景を「そういうことができるレベルにみんなが来てくれていることがあってのことやね」と説明した。ダントツの最下位から逆襲し、3位・広島とは2ゲーム差。大事な終盤戦を意識した采配でもある。(倉世古 洋平)

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2022年6月15日のニュース