落合博満氏 朗希育成法に「外野がああだこうだ、軽率に言っていいことではない」 球数制限も賛成派

[ 2022年6月15日 18:23 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が、15日放送のCBCラジオ「ドラ魂キング」(月~金後4・00)に出演。ロッテ・佐々木朗希投手について言及した。

 この日のテーマはずばり「佐々木朗希」。4月10日のオリックス戦で、史上16人目の完全試合を達成したことに落合氏は「素晴らしいことですよ。そう滅多に見られるものじゃないし、28年ぶり? そうわね(見られない)。へへへ」と笑顔で祝福。その試合の投球自体はリアルタイムでは見られなかったというが、のちにニュースなどで確認して「ボールも走っていたし、フォークも落ちてたし、ヒットらしい打球は1本もなかったしね。それだけ完璧に抑えたということでしょう」と評価した。

 続く4月17日の日本ハム戦では、無安打無失点、1人の走者も出さなかったが8回で降板。「あの試合は見ていました。ハハハ」と落合氏は振り返り、交代したことについては「賛否両論あると思う。投げさせて、完全試合見たかったという人と、球団の方針で球数制限がある、ということを両方加味すると、どちらが良い、どちらが悪いということはないと思う」と、賛否の判断は下さず。落合氏も賛成でも反対でもないか、と改めて聞かれると「どっちでもないです。本人はどう思っているか分からないけどね。まして、そうあることでないだけに。投げたかったと思っているのか、これでいいと思っているのか、本人に聞かないと(分からない)。まあ、言わないだろうけどね」とだけ話した。

 佐々木朗については、ロッテが厳格に球数制限などを設けている。これについては「それは教育の一環として、あっていいことなんだろうと思う。その日の状態、次の状態、ゆくゆくのことを考えて、大事に育てようっていう気があるのなら、球数制限は必要なんだろうと思う。ケガ防止のためにね」と発言。さらに昨季は中10日という登板間隔で大事に育ててきたことについても「我々が、とやかく言う筋合いのものではないわ。中に入っている人が決めること。外野がああだこうだ言うのは、現場を見ていないだけに、軽率に言っていいことではないと思う」とキッパリと話していた。

 「ドラ魂キング」はラッキーウイークとして、17日まで毎日、落合氏のインタビューを放送する。

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