日高4強、今春選抜出場の和歌山東撃破で夏の県大会シード権を獲得

[ 2022年5月2日 15:07 ]

春季近畿地区高校野球大会和歌山県予選   日高3-1和歌山東 ( 2022年5月2日    紀三井寺 )

<日高・和歌山東>勝利を抱き合って喜び合う日高ナイン(撮影・岸 良祐)
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 春3度の甲子園出場歴がある古豪の日高が、今春選抜に出場した和歌山東を準々決勝で撃破。秋の新人戦で田辺に初戦コールド負けを喫したチームが、夏の和歌山大会シード権を獲得する“下克上”となった。

 公式戦初先発となった背番号11の左腕・鈴木蓮清(れんじょう=3年)が3回まで完全投球を演じるなど6回0/3を4安打1失点の快投。自身の最速は125キロでも、80キロ台のスライダー、カーブで40キロ以上の緩急をつけ翻弄(ほんろう)した。救援したエース右腕の片山将希(3年)も踏ん張り3回無失点。勝利の瞬間は優勝したかのようなお祭り騒ぎとなった。

 殊勲の鈴木は「緊張しないタイプなんで、楽しめました。こういうチャンスはなかなかもらえない。思い切って楽しみました。キャッチャーの木村(京=3年)に感謝です」と女房役に最敬礼。和歌山開催のため3校が出場できる今春近畿大会も近づいたが「(3校出られると)初めて知りました。そんなチャンスはなかなかないので(各府県の強豪と)やりたいです」と端正な顔立ちの表情を緩めた。

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2022年5月2日のニュース