巨人・坂本、開幕アウト…「左内腹斜筋筋損傷」14年続いた開幕戦スタメン出場ストップ

[ 2022年3月24日 05:30 ]

左の脇腹をさすりながら話をする巨人・坂本(中央)
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 2年ぶりのリーグ優勝を狙う巨人が不安を抱えて開幕を迎えることになった。21日の練習で左脇腹を痛めた主将で遊撃手の坂本が「左内腹斜筋筋損傷」と診断され、この日から故障班に合流。原監督は都内で行われた激励会で「ここに来ていない坂本勇人は25日の開幕で戦うことはできないと思います」と語った。

 高卒2年目の08年から14年続いていた開幕戦のスタメン出場もストップする。現時点で全治は不明も、脇腹は打者が強くスイングするためには重要な箇所で慎重なリハビリをこなす必要がある。最低でも数週間の離脱は免れずチームはしばらく攻守の柱を欠くことになる。実際、18年に左脇腹を痛めた際は復帰まで1カ月以上を要した。この日、坂本はジャイアンツ球場でランニングや軽めのキャッチボールをこなし「一日でも早く戻れるようにやれることをやっていきます」とコメントした。

 25日の中日との開幕戦では昨季3敗を喫した大野雄と対戦する。天敵左腕に対し坂本は昨季、打率.313だった。正遊撃手が不在となるピンチで、広岡や湯浅ら、若手を中心にやりくりしながら戦う方針である原監督は「全て受け止めて。逆風だってヨットは前に行く。そう考えないと」と前を向いた。

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2022年3月24日のニュース