鳴門 エース冨田の力投実らず 大阪桐蔭に屈して初戦で涙

[ 2022年3月24日 10:50 ]

第94回選抜高校野球大会第6日第1試合 1回戦   鳴門1-3大阪桐蔭 ( 2022年3月24日    甲子園 )

<大阪桐蔭・鳴門>5回2死二塁、大阪桐蔭・海老根を空振り三振に抑え、雄叫びをあげる鳴門・冨田(撮影・坂田 高浩)
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 第94回選抜高校野球大会第6日は24日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合では9年ぶり9回目出場の鳴門(徳島)が3年連続13回目出場の大阪桐蔭(大阪)に1-3で敗れた。

 大阪桐蔭の強豪打線を相手に、エースの冨田が奮投した。140キロ台の直球に大きく曲がるカーブ、スライダーを織り交ぜて、粘りのピッチング。打っては2点を追う7回、2死一、二塁で反撃の中前適時打を放った。しかし、後続が断たれて同点はならず。逆に直後の8回には手痛い追加点を奪われ、無念の初戦敗退となった。

 春は51年に優勝、52年に準優勝の名門。9年ぶりの選抜で校歌を流すことはできなかったが、終盤の粘りに伝統校の意地を感じさせた。

 ▼鳴門・森脇稔監督 長打は打たれながら、冨田を中心に守り切れたというところはあった。よく辛抱したゲームだったと思います。ただ、相手の川原投手は非常にテンポが良く、カットボールも低めに来て、なかなか打ちにくかった。「早いカウントから手を出しなさい」と言ったが、なかなかそれができなかった。7回に後ろにつなぐ攻撃ができたけど、もう少し早い回でああいう攻撃ができていれば…。甲子園でプレーできたことを糧に、反省を踏まえて、夏に帰ってこられるようにしたい。

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