阪神・桐敷 2軍戦でプロの洗礼…5回12安打7失点 18日からのオリックス3連戦で最終チェック

[ 2022年3月14日 05:30 ]

オープン戦   阪神0ー11中日 ( 2022年3月13日    鳴尾浜 )

<教育リーグ 神・中>5回12安打7失点と中日打線に打ち込まれた阪神・桐敷(撮影・北條 貴史)
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 阪神ドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)にとっては、ほろ苦いマウンドとなった。教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)に先発していずれもプロ最長、最多の5回99球を投じるも、先発全員安打を許すなど12安打7失点。プロの洗礼を味わった。

 制球力を武器とする左腕だが、この日は甘く入った球をことごとく痛打された。初回に伊藤の三塁ベースに直撃する不運な二塁打をきっかけに2点を失うと、4回は5安打を集められて3失点。5回には1死一塁から石垣にプロ初被弾となる2ランを左越えに浴び、マウンド上で苦渋の表情を浮かべた。安藤2軍投手コーチは「キャンプの疲れとかがたまってきて、ちょっと状態が落ちているのかなと。横から見ていたらちょっとボールが高かったりしていた。本来のボールではなかったかな」と分析した。

 春季キャンプからアピールを続け、前回6日の楽天戦でも4回1安打無失点。ガンケルの故障もあって開幕先発ローテーション入りをほぼ決定的としていたが、思わぬ炎上となった。その結果を伝え聞いた矢野監督は「京セラぐらいになるのかな。直接そこでしっかり見て判断しないと」と、18日から20日のオリックスとの3連戦で最終チェックする考えを示した。開幕前最後となる実戦で当確ランプをともすべく、修正を期す。(阪井 日向)

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