日本ハム・高浜 大暴れ4安打、開幕1軍へ「しっかりビッグボスにアピール」

[ 2022年3月9日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム5-5ロッテ ( 2022年3月8日    鎌ケ谷 )

<日・ロ>4回1死一塁、高浜は中前打を放つ(撮影・西川 祐介)
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 日本ハム・高浜祐仁内野手(25)が8日のロッテとのオープン戦(鎌ケ谷)に「6番・一塁」で出場。今季初のオープン戦出場で4打数4安打1四球と全5打席出塁した。「貪欲にどんどんヒットを狙っていこうと思って、毎打席立っている。ヒットになって良かった」と力強く振り返った。

 号砲は2回1死だった。カウント1―2からロッテの開幕投手に決まった石川の低めの変化球を捉え、三塁線を破る二塁打。4回は中前、6回には右前に運んだ。8回には1死二塁から左前に運び、同点劇の足がかりをつくった。

 「スイングを、はやっているアッパー気味で取り組んでみたら、ちょっと違った」

 オフ期間に新打撃フォームに取り組んだ結果、不振に陥って2月のキャンプ中に2軍落ちした。昨季は中田(現巨人)移籍後の一塁を守って107試合出場で打率・262。背番号が昨季までの「91」から「31」に軽くなった期待に応えようと、さらに上を目指しての改造だったが、思うようには運ばなかった。

 降格後、「(2軍の)打撃コーチに聞いて。“前はどうだった”とか教えてもらいながらやっていました」と次第に感覚を取り戻した。練習の合間には、同じ右打者の広島・鈴木誠や楽天・浅村の打撃もYouTubeを通して参考にした。

 1軍合流、即結果を残した高浜に「今後に期待ですね、さらに」と新庄監督。一塁の定位置を争う新外国人・ヌニエスも8回に代打で初打席初安打を放った。高浜は「新外国人に負けないように。しっかりビッグボスにアピールできるように」と、開幕1軍に向けてここから捲る。(川手 達矢)

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2022年3月9日のニュース