広島ドラ6・大阪ガスの末包らがベストナインに選出 社会人野球表彰

[ 2021年12月21日 05:30 ]

大阪ガスの末包
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 2021年度社会人野球表彰(主催・日本野球連盟、共催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、協賛・シチズン時計)のベストナイン部門が20日、発表された。日本選手権優勝に貢献し、広島からドラフト6位指名を受けた大阪ガス・末包(すえかね)昇大外野手(25)らの受賞が決まった。22日に都内で表彰式が行われる。選考経過は以下の通り。

 <投手>日本選手権MVPに選出された河野(大阪ガス)は年間最多6勝(0敗)、防御率0・21と圧倒的な数字を残した。都市対抗では大会唯一の完封勝利を挙げるなど、年間を通じた安定感が評価された。

 <捕手>ともに都市対抗、日本選手権計7試合でマスクをかぶった須田(セガサミー)、鳥飼(大阪ガス)の争い。リード、キャッチングの技術に加え、年間打率・324をマークした須田が選出された。

 <一塁手>16試合で打率・444をマークし、首位打者賞を獲得した久木田(三菱重工East)が、年間4本塁打の根岸(セガサミー)らを抑え、受賞が決まった。

 <二塁手>峰下(大阪ガス)と比嘉(東邦ガス)を評価する声が上がる中、日本選手権優勝に貢献し、年間打率でも上回った峰下に決まった。

 <三塁手>2大大会でともに打率3割をマークした吉田(東芝)が、田場(沖縄電力)、青柳(ヤマハ)らを抑えて初受賞となった。

 <遊撃手>年間打率・365の川口(ENEOS)、同・306の稲垣(Honda熊本)、都市対抗で満塁弾を含む2本塁打を放った中川(セガサミー)の争い。安定した守備、年間17打点を挙げた点も評価され、中川が選出された。

 <外野手>6本塁打、20打点で2冠を獲得した向山(NTT東日本)が文句なしの選出。日本選手権で打率・450をマークし、都市対抗でも豪快な一発を放った末包(大阪ガス)が2人目に決まった。最後は小柳(三菱重工East)、笹川(東京ガス)の比較となったが、年間を通して安定した成績を残した小柳が選ばれた。

 <指名打者>日本選手権で5打点を挙げ、優秀選手に選出された三井(大阪ガス)、年間打率・349の柴田(東邦ガス)、都市対抗で2本塁打の喜納(NTT東日本)の争い。打率・408、10打点が評価された三井に決まった。

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