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高川学園・河野 ついに力尽く…県大会から56回、1人で投げ抜くも「悔しい思いでいっぱい」

[ 2021年8月23日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会2回戦   高川学園3-4神戸国際大付 ( 2021年8月22日    甲子園 )

<神戸国際大付・高川学園> 7回1死三塁、神戸国際大付・勝木に同点の中前適時打を浴びた高川学園・河野 (撮影・平嶋 理子) 
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 高川学園の鉄腕サウスポー、河野颯(3年)の夏が終わった。8回131球、7安打4失点完投。県大会39回、甲子園17回を一人で投げきったが敗戦。粘りの投球も及ばず「悔しい思いでいっぱい」と唇をかんだ。山口勢は兵庫勢に夏未勝利。4度目の対決となった今年も壁を越えられなかった。

 初回、阪上に右越え先制2ランを浴びた。「切り替えようと思った」と河野。120~130キロ台の直球とチェンジアップ、カーブなど緩急をつけて尻上がりに調子を上げた。2点を追う5回の攻撃では「自分が打って点につなげようと思った」と、先頭で右中間への二塁打で出塁。3点を入れて一時は逆転に成功するきっかけとなった。しかし、7回に再逆転され、反撃も及ばなかった。

 今年5月から1カ月間、毎日150~200球の投げ込みを実施。松本祐一郎監督は「技術、精神力合わせてエース。最後まで信頼して投げさせた。(試合後は)ナイスピッチングと声をかけた」と左腕をねぎらった。

 昨年は大会が中止。代替の山口独自大会で優勝しても出場できなかった。今大会では5年ぶり出場で春夏通じて初勝利を挙げ、校史に歴史を刻んだ。河野は「昨年なかったところに立てた。幸せ者だと思う」と感謝した。松本監督には初勝利後に今春卒業生から祝福の連絡が届いたという。指揮官は「2年分を戦うことができた。新チームにつなげたい」と前を向いた。(杉浦 友樹)

 《2年生・山 2安打も来年リベンジを》1番の山大輝(2年)が初回に左越えの三塁打を放つと、5回は右前に同点適時打。この打球を相手野手が後逸する間に一気にホームまで生還した。「思い切っていって結果が出たのは良かった」と振り返りつつ、「悔しい気持ちが一番。来年絶対に帰ってきたい」と誓った。

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