高橋尚成氏 昌平で初指導 2月に資格回復認定 “宝刀”チェンジアップも伝授

[ 2021年7月5日 05:30 ]

練習後、昌平ナインに向けて話をする高橋尚成氏(撮影・河野 光希)
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 巨人、メッツなどで日米通算93勝を挙げた高橋尚成氏(46)が4日、春夏通じて初の甲子園出場を目指す埼玉・昌平を指導した。同氏は今年2月に日本学生野球協会から学生野球の指導者になるために必要な資格回復を認定された。

 駒大時代に同学年だった黒坂洋介監督からのオファーで初指導が実現。投手中心にブルペン投球などで指導し「能力の高い選手がたくさんいた。教えたことが夏の大会で力になればいいなと思います」と期待を込めた。

 最速140キロを誇るエース右腕の田村廉(3年)は高橋氏から宝刀チェンジアップの投げ方を教わり「“打者に手のひらを見せ続ける感覚で”と教わり低めに集まるようになった。武器にしたい」と目を輝かせた。初戦は12日の飯能南戦。初の甲子園を目指す夏に向け、大きな財産を得た。(柳内 遼平)

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2021年7月5日のニュース