中畑清氏 DeNA・柴田負傷で担架…“動かぬ首脳陣”大丈夫か?

[ 2021年4月24日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7―1阪神 ( 2021年4月23日    甲子園 )

<神・D>8回2死、阪神・原口の打球を追いかけ衝突した大和と柴田(撮影・後藤 大輝)
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 【中畑清 視点】がく然とした。8回だ。代打・原口の打球を追って大和と交錯した柴田が転倒。身動きできず、担架が運び込まれているのに、三浦監督も青山ヘッドコーチもベンチでじっとしているのだ。

 自分でベンチに戻ってこられるケガならともかく、担架が出てるんだよ。大ケガに違いないのに、監督もヘッドも心配じゃないのか。自分の目で確認したいと思わないのか。あまりにも不自然な光景。「横浜一心」を掲げながら、これでチームがひとつになれるのかと不安になったよ。

 4安打で7得点。藤浪の自爆と馬場、佐藤輝の失策で勝たせてもらって連敗は脱出したけど、首をかしげるシーンは他にもあった。4回、強い浜風が吹く中、大山にフルカウントから甘いスライダーを左翼席に運ばれた配球。その大山から始まる阪神7回の攻撃、坂本から平田への継投も解せない。絶対に落とせない一戦。8回からは山崎と三嶋がいる。エスコバーを使うなら7回からだったんじゃないか。次の勝利がまた大変な気がしてならない。(スポニチ本紙評論家)

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