仙台育英・島貫主将 選手宣誓全文…3分超に「感謝」「感動」「希望」の思い込める

[ 2021年3月19日 05:30 ]

19日開幕 第93回選抜高校野球大会

選手宣誓の練習をする仙台育英の島貫丞主将(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 【選手宣誓全文】

 きょう、ここに高校球児の憧れの舞台である甲子園が戻ってきました。この一年、日本や世界中に多くの困難があり、それぞれが大切な多くのことを失いました。答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことでした。しかし、同時に多くのことを学びました。当たり前だと思う日常は誰かの努力や協力で、成り立っているということです。

 感謝。ありがとうございます。これは出場校全ての選手、全国の高校球児の思いです。

 感動。喜びを分かち合える仲間とともに、甲子園で野球ができることに感動しています。

 希望。失った過去を未来に求めて希望を語り、実現する世の中に。

 そして、この3月で東日本大震災から10年となりました。日本、世界中に多くの協力や支援をいただき、仲間に支えられながら困難を乗り越え、10年前、あの日見た光景から想像できないほど希望の未来、復興が進んでいます。これからの10年、私たちが新しい希望の力になれるように、歩み続けます。

 春はセンバツから。穏やかで鮮やかな春、そして、一年となりますように。2年ぶりの甲子園。一投一打に多くの思いを込めてプレーすることを誓います。

 仙台育英野球部主将 島貫丞

続きを表示

2021年3月19日のニュース