オリックス・由伸 菅野に負けない好投で開幕へ順調 中嶋監督「トップ中のトップクラスの投げ合い」

[ 2021年3月13日 05:30 ]

オープン戦   オリックス2ー3巨人 ( 2021年3月12日    京セラD )

<オープン戦、オ・巨>4回無死、梶谷を投ゴロに仕留め、照れ笑いをする山本(撮影・坂田 高浩)
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 予行演習は万全だ。開幕投手を務めるオリックス・山本が8回1失点。被安打3、8奪三振の快投で、26日の西武戦に向けて順調な仕上がりを示した。

 「実戦を想定した投球をテーマに。力みなく良いフォームで投げられたのが一番。ここまで力みが、かなりあったので。久しぶりに、力が抜けて投げているのに球速も出た。良い感覚がありました」

 圧巻だった。初回先頭・梶谷を150キロ直球で一ゴロ、続く吉川も149キロ直球で左飛。最後は坂本を148キロカットボールで右飛に仕留め打者3人を6球斬りだ。最速154キロの直球に、ブレーキの利いたカーブなどを効果的に投げ分け4回1死まで完全投球。6回に大城に左ソロを浴びたが、冷静に後続を断ち8回93球の“完投ペース”だった。

 球界を代表する好投手・菅野との投げ合いでも見劣りしない好内容。中嶋監督からも「見ての通り。今の、トップ中のトップクラスの投げ合いではないですか」と称賛された。

 開幕戦は10年に金子(日本ハム)が完封勝利して以来、未勝利で、11年引き分けを挟んで12年から「9年連続黒星」はリーグワースト。山本は「必ず勝たないといけない。今日のボールが続いた場面など公式戦では許されないミスになる。抜け目のない投球ができるように」と「3・26」のマウンドを見据えた。(湯澤 涼)

 ▼オリックス・頓宮(8回にオープン戦トップタイ3号2ランを放ち、山本との開幕同郷バッテリーへ前進)打ったのはカーブです。高めだったので、うまく反応できたと思います。

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2021年3月13日のニュース