巨人 桑田コーチ 指導者の役目は「選手が考えて行動できる雰囲気、きっかけづくり」

[ 2021年3月13日 18:40 ]

巨人・桑田コーチ
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 TBS「バース・デイ」(土曜後5・00)が、15年ぶりに巨人に復帰した桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)に密着した春季キャンプの模様を13日、放送した。

 「僕は野球をするために生まれてきたと思っているので、プレーヤーとして現役生活も本当に楽しかったし、指導させてもらっている時も本当に楽しいですね、野球は」という桑田コーチ。キャンプでは、制球力が課題で与四球の多い桜井俊貴投手(27)に、踏み出した左足の「足跡」の位置を意識させることでコントロールを改善。「初め見た時より雲泥の差」(桑田コーチ)というところまで持ってきた。

 技術だけでなく、意識改革にも重点を置き指導。若手投手陣には「キャッチャーからボールが戻ってくる。その時にしっかり考える。今のボールがちょっと引っかかったなと思えば、次のボールをひっかけないようにするにはどうしたらいいのかを、ボールが返ってくる間に考える」とアドバイス。指導の狙いについて「自分で考えて行動できる選手にならないと、一流にはなれない。選手が考えて行動できる雰囲気づくりとか、アドバイスとか、きっかけ作りをしてあげるのも指導者の大事な役目」と語った。

 別の投手には「(試合で投げて)決めようと思ったらプレッシャーがかかるだろ?ブルペンでもそういうプレッシャーがないと、試合の要所の場面では必ずこうなる(決められない)」と指摘。桑田コーチは「自分に勝つ練習をしていって、自信をつけてマウンドに上がる、グラウンドに降りるということがすごく大事。緊張した場面、プレッシャーのかかった場面では、俺はやってきた、という自信があれば、相手を上回れる。自分は現役時代、常にそれを意識してキャンプを過ごしていた」と話した。

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2021年3月13日のニュース