阪神・糸井 21日の広島戦で今春初実戦 さあ外野サバイバル!サンズも準備OK

[ 2021年2月20日 05:30 ]

阪神・糸井(撮影・坂田 高浩)
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 外野の定位置争いが本格化を告げる。球団最年長の阪神・糸井が、21日の広島戦(宜野座)で今春初実戦に臨むことが決まった。矢野監督が「(糸井)嘉男もサンズも、もういける状態にはなっている。DHで実戦には立つと思う」と明言。井上ヘッドコーチが「21日に糸井。23日にサンズを出します」と補足した。

 糸井は阪神移籍後では昨年の2月23日を上回る最速での実戦出場となる。膝痛に苦しんだ昨季は86試合出場にとどまり、指揮官からも「現状ではレギュラーじゃないんだから」と定位置は保証されていない。近大の後輩でもあるドラフト1位・佐藤輝に高山、井上らも実戦で結果を出しており、例年よりも早い実戦出場に関して以前から「もちろん、もちろん」と答えるなど、危機感を抱く。

 第4クールではシートノックで日本ハム時代の08年を最後に守っていない左翼守備に就いた。新助っ人のロハス(韓国・KT)が開幕に間に合わない可能性が高く「超人」の今後の巻き返しがなるか、注目と同時に期待も高まる。

 サンズは、マルテと一塁での先発争いが基本線も、16日にはシートノックで今春初めて左翼守備に就いた。糸井同様にロハスの不在時には昨季の定位置だった外野を守る可能性も十分。中堅・近本以外はレギュラーが決まっていない外野陣。高いレベルでの争いが、チーム力の底上げになる。(阪井 日向)

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2021年2月20日のニュース