日大の大型遊撃手・峯村貴希がOP戦初陣 先輩の楽天・早川に「プロで対決したい」

[ 2021年2月20日 21:58 ]

オープン戦の日本製鉄鹿島戦に出場した日大・峯村(撮影・柳内 遼平)
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 東都大学リーグ2部の日大が20日、千葉県習志野市の日大グラウンドで社会人の日本製鉄鹿島(鹿嶋市)と今年初のオープン戦を行い、0ー6で敗れた。身長1メートル86の大型遊撃手で今秋のドラフト候補に挙がる峯村貴希主将(3年)は「5番・DH」で2打数無安打1四球。プロ入りへアピールする1年がスタートした。

 初回は痛烈な当たりの一ゴロ。8回は2ストライクから粘り、四球を勝ち取った。無安打ながら社会人投手相手に対応力を見せたが「結果が出なかったので練習不足。バットを振っていきたい」とキッパリ。ドラフト指名を目指す峯村は「春に1部へ昇格し、秋は日本一を目指している。個人的にも1部に上がらないと(ドラフトに)かからないと思う」と前を向いた。

 木更津総合時代はプロ注目の内野手として3度の甲子園を経験。1学年上の早川隆久投手(現楽天)の後ろで遊撃手を務めた。早大から1位で楽天入りし、練習試合などで躍動する先輩の姿に「ニュースで見て刺激になっている。次はプロで対決したい」と意気込む。

 高校時は「全国の舞台で結果を出せなかった(甲子園通算27打数4安打)。大学でやり直そうと思った」とプロ志望届は提出せず。日大では持ち味の広角に打ち分ける打撃で1年春に2部リーグで首位打者を獲得し、昨秋は2部リーグ4位の打率・366をマーク。高校時代より6キロ増量した体で打球に力強さが出てきた。リーチを生かした広い守備範囲と積極的な走塁を見せ「走・攻・守でレベルアップできている。力がついてきた」と手応えを語る。

 ラストイヤーは圧倒的な成績を残し、先輩と同じステージに立つ。

 ◆峯村 貴希(みねむ・たかき)1999年(平11)4月27日生まれ千葉県出身の21歳。小1で野球を始める。公津の杜中では硬式の佐倉シニアでプレー。木更津総合では3度、甲子園に出場。日大では1年春から三塁手でレギュラ―、2年春から遊撃手。50メートル6秒0。遠投100メートル。1メートル86、80キロ。右投げ、左打ち。

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2021年2月20日のニュース