DeNAの三浦大輔新監督がサヨナラで対外試合初勝利 「練習の成果が出てきている」

[ 2021年2月20日 19:42 ]

<練習試合D・ロ>初回2死一、二塁、暴投の間に生還した細川(右)を迎える三浦監督(撮影・島崎忠彦)
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 叩きつけた打球が前進守備の一、二塁間をしぶとく抜けた。DeNA・三浦新監督に今季対外試合4戦目の初勝利をもたらした関根の右前サヨナラ打。指揮官は「勝負強い打者だから。粘って何とかしてくれると思ったよ」と笑顔を浮かべた。

 決着はイメージ通りだった。5―5の9回1死一、三塁。4回から途中出場の関根が5番手・アコスタの直球を弾き返した。「決めてやるぞという気持ちはめちゃくちゃありました」。殊勲の男の声も弾んだ。

 1メートル73の8年目に求められたのは粘り強く泥臭い一打。1日のキャンプ初日に監督自ら特打で打撃投手を務め状態を確認した。そして昨季1軍出場なしの25歳に、機動力重視を掲げる番長野球のキーマンとして「期待している」と目をかけた。

 ソト、オースティンら強打の助っ人外国人がコロナ下で来日の目処が立たない中、関根の一打は今季の「ベイスターズの生きる道」を示した形。外野手争いでも生き残りをかけ戦う男の必死のアピールに「キャンプでの練習の成果が出てきている。ベンチの雰囲気もね、サヨナラ勝ちはやっぱり盛り上がるよ」と番長は目を細め続けていた。

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2021年2月20日のニュース