ソフトB・周東 今年は「挑」、二塁手でフルイニング出場&2年連続盗塁王誓う

[ 2021年1月12日 05:30 ]

練習を終え、雪だるまと写真を撮る(左から)周東、今宮、高田、川瀬(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が11日、福岡県内で行っている今宮、川瀬、高田との合同自主トレを公開した。フリー打撃とノックを108本こなし、軽快な動きを披露。昨季盗塁王のスピードスターは、今年の漢字一文字に「挑」を選び、二塁手でのフルイニング出場と2年連続盗塁王を誓った。

 「挑」の一文字に強い思いを込めている。フル出場と盗塁王。2つの大目標を掲げる周東は約3時間30分の室内練習で偶然にも硬式球の縫い目と同数となる108本のフリー打撃、108本のノックを軽快にこなした。

 「143試合、フルイニング出場して二塁手レギュラーと2年連続盗塁王を獲れるよう挑戦していきます。昨年は“良くできたな”と思える成績を残せた中で、相手も考えてくることも多い。それに向かって挑んでいかないといけない」

 大きな目標を達成するためにクリアすべき「挑」もある。昨季103試合に出場し出塁率は・325。出塁できなければ走れない。今季は出塁率・350以上にも挑む。まずは打席での駆け引きだ。

 「四球を取れる選手はしっかりした打撃がある。まだ僕はストライクゾーンで勝負しても大丈夫だと思われている。打てるようになれば四球や死球が増えてくる」

 一方で、フル出場のためには課題のスローイング上達も不可欠。この日も今宮からアドバイスをもらった。「送球時に踏み出す左足と右足の使い方。2つを意識して繰り返しやっている」。師匠の教えを忠実に守り、丁寧にノックを受けた。

 五輪出場も視野に入れる。二塁手のライバルには楽天・浅村らがいる中で「生きてる間に東京五輪で野球なんてもうない。チャンスがあれば出たい」と思いをはせる。19年の「プレミア12」では代走で活躍したが、走・攻・守のそろう主力としての選出を狙う。「でも、今のままでは無理。まずはシーズンを頑張りたい」。雪が残る屋外で細い足元をしっかり見つめ、挑戦し続ける姿勢を貫いた。

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2021年1月12日のニュース