巨人 菅野に4年契約提示!“1年ごと見直し条項”付き 残留でも22年メジャーの道

[ 2021年1月5日 05:30 ]

ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指す巨人・菅野
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 巨人からポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す菅野智之投手(31)が同球団から1年ごとに「オプトアウト(契約破棄条項)」が付帯された4年契約を提示されていると3日(日本時間4日)、複数の米メディアが報じた。

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタル氏は「巨人は菅野に1年ごとにオプトアウトを付けた4年契約を提示している」とツイッターに投稿。「オプトアウト」は大リーグで一流選手に認められる契約条項で日本では異例。長期契約中でも新契約を結べるメリットがある。ただ、巨人が菅野に提示したとされるオファーは、残留しても今季終了後のメジャー挑戦が可能となる配慮とみられる。昨季の年俸6億5000万円に対し提示金額は不明だが、願ってもないオファーだ。

 一方でローゼンタル記者は「大リーグ球団は巨人を上回る金額のオファーを出している」と投稿。米東部時間7日午後5時(同8日午前7時)の交渉期限を前に「4日(同5日)か5日(同6日)にも合意に達する可能性がある」とした。米メディアが挙げる移籍先候補はブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツの3球団。交渉は大詰めを迎えている。

 ▽オプトアウト(Opt Out) 「Opt」は決める、選ぶの意味で、自ら選んで契約を途中放棄すること。長期契約は年俸が固定されるデメリットもあり、条項を盛り込むことで、活躍次第でより条件のいい新たな契約を結び直したり、FAになることが可能となる。近年では田中(当時ヤンキース)が17年オフに、ダルビッシュ(当時カブス)が19年オフにそれぞれ権利を行使せず残留を選択した。

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2021年1月5日のニュース