奈良県高野連 独自大会方式を見直し、トーナメント制検討へ

[ 2020年6月12日 18:11 ]

 奈良県高野連は12日、橿原市内で常務理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となった全国高校野球選手権・奈良大会に代わる独自の大会について再協議した。同高野連は5月29日の臨時理事会で各校1試合ずつの「対校試合」とすること。さらに今月4日の加盟校連絡会で1試合2時間制とすることなどを決定したが、従来の決定を白紙に戻し、トーナメント制で頂点を決めることを検討していくことを決めた。

 状況の変化を受けて、大会方式を大きく見直す。当初は県立校の対外試合解禁が7月以降に見込まれ、会場として使用する佐藤薬品スタジアムの使用日確保ができていなかったため「対校試合」とすることを決定。だが、県教育委員会の通知で対外試合解禁が今月19日に決まったこと。さらに他団体の協力もあり、同スタジアムが8月1、5、6日の3日間、使用できるようになったことを受け、再協議に入った。河井泰晴専務理事は「状況は常に変化している。状況に応じて、何ができるかを対応していく」と説明。県教委との共催となることも追い風となった。

 大会名は「令和2年度 奈良県高等学校夏季野球大会」に決定。次回19日の理事会で試合方式など、詳細を協議する。

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2020年6月12日のニュース