オリックス・中川 三塁守備向上へお手本は西武・おかわり

[ 2020年5月18日 05:30 ]

 守備練習するオリックスの中川(球団提供)
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 正三塁手への飛躍を期待されるオリックス・中川が17日、西武・中村を手本に守備力向上を期した。京セラドーム大阪での練習後にオンライン取材に応じ、動画で研究していることを明かした。

 「いろんな人のスマホの動画で見ましたが、中村さんは構えから力感がなく、スムーズに始動してハンドリングや柔らかいな、と」

 新人だった昨季は外野や一塁での出場が多く、三塁を守ったのは33試合(先発28試合)。今春オープン戦はレギュラー不在の三塁に抜てきされ、打率・318、1本塁打、7打点を残した。西村監督が描く攻撃的2番の起用に応えるには守備強化も欠かせない。

 中村は三塁手部門でベストナインを6度受賞。強打だけでなく、守備でも打球反応やグラブさばきに定評がある。参考にした部分を日々の練習に生かし、「反応やハンドリングは前とは違う感覚です」と手応えを深めた。

 全体練習ではないとはいえ、1軍は京セラドーム、2軍は舞洲を拠点にチーム管理下での練習を再開。1軍は投手18人、野手20人の計38人が調整し、西村監督ら全首脳陣も参加した。1カ月以上にわたった自主練習から強度が上がり、中川も「いつ開幕してもいいように気持ちを切らさずやってきた。ようやく目指せる」と表情を引き締めた。

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