専門家チーム NPB&Jリーグに提案「まずは無観客で」

[ 2020年4月23日 12:49 ]

 日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第6回が23日、オンライン会議で行われ、専門家チームからは開幕から当面は無観客試合での開催が望ましいとの提言を受けた。

 Jリーグの村井満チェアマンは「最初は無観客試合を想定するのが妥当ではないか、というお話でした」と話した。

 専門家チームの座長を務める賀来満夫氏は「まずは無観客という形になると思います」と冒頭に触れ、「選手の移動、宿泊管理についても今日は話がされた。無観客でも起こり得るリスクに対しては、選手たちはベンチの中でマスクをつける、会話は慎むなどの対処法もあると思う。それら何がふさわしいかは、今もディスカッションしているところ」と説明した。

 プロ野球は5月中の開幕を断念。新たな開幕日は4月下旬から5月上旬にかけて決めていきたいとしている。この日は午後、12球団の代表者会議を予定。既に開幕から当面は無観客開催となる可能性が高まっていた。

 斉藤惇コミッショナーは「こういう環境ですと、まずはできるだけプロスポーツの状況を、おうちにおられる子供さん、皆さんにお届けできれば。こういう状況であるからこそ、何とかお伝えして国民の元気に、お役に立てたらと。無観客でもスタートしたいという気持ちは今でも変わりません。無観客でも大きなリスクがあるわけでして、一番は移動という問題」と話した。

 全ては感染状況次第だが、仮に無観客で開幕した場合でも、新型コロナウイルスの感染に終息への兆しが見られれば段階的に入場者を増やす方法など、さまざまな形式を討論している。

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2020年4月23日のニュース