西武・スパンジェンバーグ 父親の自覚、12日に長女誕生 家族の元気を力に

[ 2020年4月22日 05:30 ]

マシン打撃を行う西武・スパンジェンバーグ(球団提供)
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が見通せない中、今年来日した外国人選手は帰国せずに日本で調整を続けている。郷に入れば郷に従え。「ジャパニーズドリーム」を目指し、開幕に向けて万全を期す。

 西武のスパンジェンバーグは21日、所沢市のトレーニングセンターで、メヒアと交互に90分間、マシン打撃で打ち込んだ。

 満足に練習できない鬱憤(うっぷん)を晴らすように、両助っ人が快音を響かせた。通訳らスタッフが自宅待機中のため、2人はコミュニケーションを取りながらマシンにボールをセット。日本人の同僚とも声を掛け合い、和やかなムードの中で汗を流した。

 愛称「スパンジー」の新助っ人は、今月12日に都内の病院で第1子となる長女のマディソンちゃんが誕生したばかり。ジュリー夫人とともにとても元気だそうで「Fine!」と笑顔を見せた。昨季はマイナーでバッテリー以外の7ポジションを守り、28盗塁と快足も武器。オールラウンダーは西武では秋山(現レッズ)の抜けた穴を埋める外野手としての期待が高く、日本での成功を目指す。

 来日7年目のメヒアも長年、家族とともに日本で暮らしており、「カゾクミンナ、ゲンキデス」とニッコリ。西武の助っ人コンビは愛する家族に支えられながら、調整を続けている。(花里 雄太)

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2020年4月22日のニュース