巨人・岡本 東京Dで「メロンパン」発売プラン検討開始 信頼の表れ 若手主体の紅白戦出場は免除

[ 2020年2月4日 05:30 ]

原監督(後方)が見守る中、フリーバッティングする岡本(撮影・森沢裕)
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 「ビッグベビー」から「完熟スター」へ。巨人・岡本が、4日に行われる若手主体の紅白戦出場を免除された。昨年の実績を踏まえ、首脳陣の信頼が表れた形だ。

 「いい練習ができて充実している。守れないと打てないので」。2日連続の早出特守を敢行し、フリー打撃では9発の柵越えを披露。気温10度前後の寒空の下で「実りの春」を迎えている。

 球団が今季、東京ドームでの「岡本メロンパン」発売の検討を始めたことも判明した。既に岡本は打診を受け、プロデュースに乗り気。契約更改の席上で、選手食堂に「完熟メロン」を要望して話題になったことがきっかけだ。大好物の形をした甘い菓子パンとともに、成長した姿を本拠地のファンに届ける。

 今季は全試合「4番・三塁」での出場に期待がかかる。昨年は2月3日の紅白戦に出たが、指揮官は「今年と昨年の2月1日では雲泥の差がある。1年でかなりのハードルを越えてくれた」と信頼を口にする。昨季は2年連続30本塁打以上を放ち、5年ぶりリーグ制覇の原動力に。その立場を勝ち取った。

 指揮官は「今年は“ビッグベビー”は絶対に使いません。(呼び名を)考えるよ」と笑った。6年目、23歳にして、練習姿勢と言動にリーダー候補としての自覚が見える。フリー打撃が始まる際のアナウンスでは「トリプルスリーはなくとも3割30本塁打は確実」と紹介された。

 岡本は打撃について「まだまだですが(球を捉える)確率、再現性は上がってきている。一日一日を無駄にしないように」。甘~い誘惑は捨て、大観衆をメロンメロンにする。 (神田 佑)

 ▽岡本の過去の春季キャンプ 昨年は2月3日の1軍VS2軍の紅白戦に「4番・三塁」で出場し、3打数1安打。最終回の7回、右中間へ二塁打を放った。初本塁打は実戦2試合目で放ったが、背中の張りを訴え別メニュー調整する期間もあった。1年目の15年は2軍スタートだったが、16年以降は1軍でスタートしている。

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