日本ハム・近藤 金メダルのため捕手もOK「備えておかないと」

[ 2020年2月4日 05:30 ]

全体練習後、ロングティーに励む近藤(撮影・高橋茂夫)
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 捕手もOK。金メダルのためなら何でもやる――。日本ハム・近藤が東京五輪へ向け、捕手もこなす覚悟を明かした。この日は侍ジャパンの稲葉篤紀監督が沖縄・名護キャンプを視察。直接の会話はなかったが、五輪への強い思いを口にした。

 「(去年の)プレミア12で五輪へ出たいという気持ちがより強くなった。シーズンで結果を残して(日本代表に)選んでもらえるようにしたい」。そう謙虚に話しながら、すでに侍ジャパンの主力として期待されていることも自覚している。それが表れたのが「捕手もOK」の姿勢だ。

 「チームが勝つことが一番。登録上の関係で(捕手としても)備えておかないといけない。準備していく。監督に“やれ”と言われたら“はい”としか言えない」。昨年のプレミア12では本職でない中堅も守った。加えて五輪はベンチ入り登録が24人に縮小。捕手2人制となる可能性もあるため“第3捕手”としての期待もかかってくる。だから「選んでもらえたら何でもやりたい」と続けた。

 この日は全体練習後に、雨の上がったグラウンドでロングティーで400球近く打ち込んだ。「(プロ)9年目で、年々打ち方を変えていかないといけない」。今は後ろに重心を残す新打法に取り組んでいる。シーズンでは夢の打率4割&日本一、五輪では金メダル。二つの大きな目標へ向け、近藤はバットを振り続ける。(秋村 誠人)

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2020年2月4日のニュース