楽天、美馬の人的補償で酒居を獲得 ロッテは大地の人的補償に小野

[ 2019年12月20日 05:30 ]

楽天がFAの人的補償で獲得したロッテ・酒居
Photo By スポニチ

 ロッテと楽天はそれぞれFAで獲得した選手の人的補償として移籍する選手を19日、発表した。ロッテにFA加入した美馬学投手(33)の補償として、楽天には酒居知史投手(26)が移籍することになった。今季は救援で54試合で5勝4敗、20ホールドを挙げた26歳右腕は「こういう世界なので今は切り替えて自分の野球をするだけ。今後ZOZOマリンでの応援は厳しいと思いますが、少しだけ気に掛けてくれるとうれしい」と話した。石井GMは「松井(裕樹)が先発をやるので、リリーフを厚くしたい」と期待した。

 楽天にFA加入した鈴木大地内野手(30)の補償としてロッテには小野郁投手(23)が移籍。150キロ台の直球が武器で、イースタン・リーグでは2年連続セーブ王に輝いた小野は「1軍で結果を残していないのに獲得していただき、期待してもらっていると思う」と意気込んだ。今オフは両球団による補強が目立ったが、松本球団本部長は「米国ではもっとある。プロ野球にとってもいいこと」と明かした。 (伊藤 幸男)

 ◆酒居 知史(さかい・ともひと)1993年(平5)1月2日生まれ、大阪府出身の26歳。龍谷大平安から大体大に進み、大阪ガスでは1年目の15年に都市対抗準V。2勝を挙げ、久慈賞と若獅子賞に輝いた。16年ドラフト2位でロッテ入団。17年8月18日のオリックス戦でプロ初完投初勝利。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

 ◆小野 郁(おの・ふみや)1996年(平8)10月23日生まれ、福岡県出身の23歳。西日本短大付では1年秋から「4番・投手」を務めるも甲子園出場なし。高校通算25本塁打。14年ドラフト2位で楽天入団。15年8月19日の西武戦で救援として1軍初登板。18、19年はイースタン・リーグで最多セーブに輝いた。1メートル75、67キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月20日のニュース