新井氏 楽天・平石監督に感じた愛情 元広島の後輩、福井が羽ばたくきっかけに

[ 2019年2月21日 09:00 ]

<楽・日>試合前、福井(右)と笑顔を見せるスポニチ本紙評論家の新井貴浩氏(撮影・三島 英忠)
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 【新井さんが行く!!楽天編】 スポニチ評論家の新井貴浩氏(42)がキャンプ地を巡る「新井さんが行く!!」は楽天編。20日に日本ハムとの練習試合に訪れ、現役時代から交流のある平石洋介監督(38)や昨季まで広島で後輩だった福井優也投手(31)と再会した。

 平石監督から聞かれた。「どんな子ですか?」。昨季まで広島で同僚だった福井のことだ。「思った以上に繊細なところがあるよ」と伝えた。球に力はあるのに制球を気にしすぎて腕を振れないところがあったから。

 「彼の良さを引き出してあげたい。球の強さであったり、投げっぷりの良さを持っている投手。多少の四球なんか気にせず、投げ込んでいけ、と言おうと思っているんです」

 この言葉を聞いて、選手のことをよく見て、よく考えているなあ…と思った。どんな声をかけ、どんな接し方をすれば、選手がパフォーマンスを発揮できるか。それを常に考えている。選手の力量だけでなく内面も大切にしようとする姿勢が伝わってくるし、何より選手に対する愛情を感じた。

 現役時代に実績を残した人が必ずしも、いいコーチングができ、いいマネジメントができるわけではないと思う。平石監督は現役を引退してから、いろんな部門のコーチを歴任し、2軍監督も経験。一生懸命勉強し、努力してきたから、いまがある。38歳の若さで背負う重責。想像できないくらい大変だと思うけど、頑張ってほしい。

 話題に出た福井とも会えた。期待されていることを伝えたら喜んでいた。浅村が加わって打線には核ができ、投手陣には岸と則本の二枚看板もいる。課題のひとつが3番手以降の先発陣だ。福井には大きなチャンスがある。平石監督との出会いがいいきっかけになってくれればいい。

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2019年2月21日のニュース