田中将大 悲願世界一へ Rソックスへ対抗心「そこを乗り越えないとワールドシリーズもない」

[ 2019年2月10日 05:30 ]

出国前、記者の質問に答える田中将大(撮影・木村 揚輔)
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 ヤンキース・田中将大投手(30)が9日、6年目のシーズンへ向け羽田空港から渡米した。最大の目標であるワールドシリーズ制覇へ、同地区宿敵の昨季世界一軍団レッドソックスへの強い対抗心をのぞかせた。

 「そこを乗り越えないとワールドシリーズもない。僕もチーム全体も、去年はやられたと思っていると思う」

 田中自身、昨季は4試合で1勝0敗ながら防御率7・58。一方で1勝3敗で敗れた地区シリーズでは、唯一の白星も挙げた。入団以来最多の100勝を積み上げたチームだが、レ軍はそれを大きく上回る108勝。「まず長いシーズンを1位で終わったこともないから」と初の地区優勝への意欲も示した。

 雨男らしく、この日は朝からの降雪で国内線は欠航便も続いた。「なんでなんすかねぇ。僕が聞きたい」と苦笑い。メジャー1年目の14年も豪雪の中で渡米し、前半戦だけで12勝の快進撃デビューをみせた。「自分の手応えは例年以上。今年こそはという思いは強い」。嵐を呼ぶ男らしい旅立ち。宿敵相手の勝ち越し、そして地区優勝の先に、悲願のチャンピオンリングを見据えた。 

  (後藤 茂樹)

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2019年2月10日のニュース